以下に記載は、ある“ブログ”からの引用です。
@気づきの言葉(柔道の基本は受身)詩人で書家の故相田みつを氏の息子さんである「相田みつを美術館館長の相田一人氏」が、『柔道の基本は受身』という相田みつを作品について、「自分の思いが通じないということは、言葉を言い換えれば≪負け≫ですね。自分の思いが通って、カッコよく勝つことなどはごく稀で、ほとんど≪負け≫になる。(中略)今の世の中は≪勝つ≫という視点からものを言うことが多いような気がします」とコメントをしていた。
この言葉から受け止める想いは、個人個人いろいろな立場によってさまざまだと思うけど、「人にものごとや考え方を伝える立場」にいる自分にとって、このことはとても実感できる。
私は日々、いろんなものを体験して、好奇心旺盛になって、さまざまな知識や人の考え方を知ろうと自分なりに努力しているが、これは「自分の思いが通じない“負け”」の回数を少しでも減らしたい、という気持ちにほかならない。
以下に、相田みつをさんの“柔道の基本は受身”とそれに共感した方の文章を引用させていただく。
(引用ここから)
「柔道の基本は受身」
柔道の基本は受身
受身とはころぶ練習
負ける練習人の前で
恥をさらす練習つまり、人の前で失敗したり恥をさらす練習です。
自分のカッコの悪さを多くの人の前で、ぶざまにさらけ出す練習。
それが受身です。柔道の基本ではカッコよく勝つことを教えない。
素直にころぶことを教える。いさぎよく負けることを教える。
長い人生にはカッコよく勝つことよりもぶざまに負けたり、
だらしなく恥をさらすことのほうがはるかに多いからです。だから柔道では初めに負け方を教えるそうです。
しかも本腰を入れて負けることを教える。
その代わり、ころんでもすぐ起き上がる。負けてもすぐ立ち直る。
それが受身の極意。
極意が身につけば達人ですね。
若者よ、失敗を気にしないで。
負けるときにはさらりと負けたらいいのです。口惜しいときには「こんちくしょう!」と正直に叫んだらいい。
弁解なんか一切しないで。
泣きたいときには思いきり泣けばいい。
やせ我慢などすることはない。その代わり、スカーッと泣いてケロリと止めよう。
早くから勝つことを覚えないで。
負けることをうんと学んで。恥をさらすことにうまくなろう。
そして下積みや下働きの苦しみをたっぷり体験することです。
体験したものは身につきます。
身についたもの、それはほんものです。若者よ、頭と体のやわらかい内に、受身をうんと習っておくのです。
受身さえ身についておけば、
何回失敗してもすぐ立ち直ることが出来るから…
そして負け方や受身のほんとうに身についた人間が、
世の中の悲しみや苦しみに耐えてひと(他人)の
胸の痛みを心の底から理解できる。
やさしく暖かい人間になれるんです。
(引用ここまで)
「人の痛みが分かる人」や「相手の立場に立ってものを考えたり、言える人」になるには
・頭の柔らかい若いうちにうちに色々な体験をする
・恥をさらすことにうまくなる(失敗してもすぐに立ち直れる)
ことがまずは大事なことなのだろう。
確かに齢50にして“恥”はよく晒す!
が、しかし“のうのう”と生きている…
その上“肥えた”
少し、
いや、
大いに、
“考えねば”